【香港】【タイ】 ポケモンGOで旅はできるか? 香港&バンコクの場合

ポケモンGOがアジア・太平洋地域では日本に続き7月25日に香港でリリース。
8月6日には他の15か国でも一斉に配信開始されました。

参考までに8月9日現在のアジア・太平洋での配信国は以下の通り。

日本、香港、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾、パプアニューギニア、フィジー、ソロモン諸島、ミクロネシア連邦、パラオ

フィジーだのパラオだの、どんなポケスポットがあるんでしょう?
海に向かって曲がって生えてるココヤシ、なんて感じでしょうか?
興味深いです。
(ただし、パプアニューギニアはふらふら遊んでいたら治安的に大丈夫か心配になります)

私は普段ゲーム類をまったくやりません。
しかし、社会現象になるほどのものなら試しておこうと、日本でアプリをダウンロードし、ポケモンを5匹ほど捕まえた後は放置になっていました。
しかし、今回たまたま香港とタイでのリリースに現地で当たったので、それぞれちょこっとだけ試してみてきました。

 

香港では日本同様、社会現象的なブームになっていて、町を歩けばスマホ片手にポケモンをしている人ばかり。
もともと歩きスマホの多いところですので、日本のように町の光景が衝撃的に変わったわけではありませんが、信号待ちなどでチラ見をするとポケモンの画面が開かれていることが多かったです。
ただ、熱しやすくて冷めやすい香港人のこと。
もともと狭い場所ですし、そんなに長くは続かないように思います。

↓ ポケモンブームを伝える香港の雑誌記事

POKE01

 

バンコクでは配信日にポケモンGOをやっている人を見かけてリリースを知ったのですが、それほど遊んでいる人を頻繁に見かけるわけではなく、日本や香港ほどのブームになっているようには感じませんでした。
スマホにかかる料金のことなどを考えると、経済的に誰でも気軽に遊べるわけではないのかもしれません。

 

さて、香港とバンコクで遊んでみて得た結論は…

旅行者には危ないです。
遊ぶには工夫が必要です。

私は香港にもバンコクにもかなり土地勘があり、とても歩きなれていますが、それでも危ないと感じることが多々ありました。

 

香港はただでさえ狭い道が多く、大きな通りであれば溢れんばかりの人ごみです。
さらに九龍の先端以外は平地がほとんどない地形です。
とくに香港島などには車1台がやっと通れる急な坂道に、段差の大きな階段の歩道が付いている、というようなことが多く、スマホに夢中になっていると確実にコケるか車に轢かれます(歩行者ではなく車優先の町です)。

しかし、そんな場所にもポケモンが現れ、ポケスポットがたくさんあるんです。

マジ命がけです。

観光客が多く、ただでさえスリが多い尖沙咀や銅鑼灣あたりでは、本当に気を付けないと財布が無くなるでしょう。

そこで考えました。
なにか安全に楽しむ方法はないかと。

まず香港中を網羅する2階建てバスで試しました。
上階の先頭に陣取りアプリを開いてみると、走るにつれ面白いようにポケスポットが次々に現れます。
ただし、間に合いません。
香港のバスはポケモンGOで遊ぶにはスピードが早過ぎるのです。
こんな急で狭い山道を?なんてところでも猛スピードで走りますからね。
ポケモンが現れてもあれよと言う間に過ぎてしまうし、ジムが出てきても対戦している余裕はありません。

ではもっと遅い乗り物。
香港島の2階建てトラムならどうか。

これ、かなりOKです。

ヘタすれば人の早歩き程度しかないスピードです。
200~300メートルごとにある停留所にはいちいち全て止まるので、その間にタイミングが合えば対戦も充分に可能です。
さらに町のメインストリートを貫いて走っているので、スポットを追いかけて開くと観光案内にもなります。
地下鉄で始発場所に移動し、2回の先頭に陣取って終点まで行くのもいいかもしれません。
旅として成立しそうです。

 

一方、バンコク。
へんてこりんな構造をしたビル群や、通りにびっしり開くパラソルなど、GPSを狂わせる要素が多々あり、なかなか苦戦しました。
ポケスポットも英語で表示されるとわかるのですが、タイ語で表示されることも多々あり、こうなるとそれが何かは全くわかりません。

↓英語ならともかく

POKE02

↓これはお手上げ

POKE03

なにより交通マナーは悪いですし、渋滞の中スモッグを吸いながら歩くのもどうか。

町の治安は良いほうですが、問題のある地区もあるのも注意です。
旅行者がポケモンで遊ぶのにはあまり向いていない町のように思えました。

 

しかし、すごく面白かった点もあります。

もう何度歩いたかわからない街角のポケスポットで、○○発祥の記念碑、○○がモチーフのアートといったように表示されることで、見慣れたそれが何であったのか初めて知るということがありました。
はからずもポケモンGOで『ブラタモリ』的な楽しみ方ができてしまったのです。

旅とポケモン、何かこのあたりに可能性はありそうです。

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カテゴリー: NO TRAVEL NO LIFE

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